研究実施計画概要

 

 本COEプログラムでは、以下の3つの研究プロジェクトを設置・運営する。それぞれが一貫した方向で研究をすすめるべく、拠点リーダーが責任をもって取りまとめる。

プロジェクトA
ユビキタス情報コンテンツ形成プロジェクト(統括:馬場章助教授)
プロジェクトB
ユビキタス情報技術研究プロジェクト(統括:坂村健教授)
プロジェクトC
ユビキタス情報社会国際研究プロジェクト(統括:吉見俊哉教授) 

3.1 プロジェクトA:ユビキタス情報コンテンツ形成プロジェクト

ユビキタス情報基盤形成プロジェクトでは、ユビキタス型情報配信を前提としたユビキタス情報ベースのコンテンツを形成する。これまで、東京大学ではすでに、大学院情報学環や史料編纂所、総合研究博物館、総合図書館、社会情報研究所等において、デジタルアーカイブを形成してきた実績がある。本プログラムでは、これらのデジタルアーカイブをユビキタス情報ベースへ発展させる。

構築の際には、オープンソースソフトウェアにみられるオープンコミュニティーによる情報形成手法やグリッドコンピューティングによる情報処理方法、セマンティックウェブによる情報統合などをデジタルアーカイブ分野に適用した、新しいアーカイブの構築・運用手法などを積極的に活用する。

3.2 プロジェクトB:ユビキタス情報技術研究プロジェクト

ユビキタス情報技術研究プロジェクトでは、ユビキタス情報社会を支える技術基盤を確立する。本プロジェクトでは、画像処理・言語処理・実世界タギング技術による情報アーカイブ構築技術、社会環境のあらゆる状況でユビキタス情報ベースを利用可能にするユビキタス情報基盤システムなどの研究を推進する。

まず第一に、情報アーカイブを構築する技術としてRFID等による実世界タギング技術を発展させ、現実世界の非デジタルコンテンツを統合したアーカイブを構成する。更に、より効率的に情報アーカイブを構築するために、画像処理技術や言語処理技術を活用する。第二に、ユビキタス情報ベースを知識データベース化することによって、ユビキタス情報システムにおけるコンテキスト理解に活用し、高度なコンテキストアウェア型の情報システムを構築する。また、自然言語理解や意味理解にも役立て、高度なヒューマンインタフェースの実現にも供する。第三に、社会全体に情報を遍在させるための基盤技術開発を実施する。

3.3 プロジェクトC:ユビキタス情報社会国際研究プロジェクト

ユビキタス情報社会国際研究プロジェクトでは、ユビキタス情報社会の国際的基盤の確立にむけて、いつでもどこでも情報サービスを利用できる社会における、社会的問題に関して研究を行なう。

具体的には、情報社会変動と個人行動の関係に関する実証的調査、情報システムと経済システムの関係に関する実証研究、ネットワーク上の違法コンテンツ規制、個人情報保護、メディアや電気通信分野における競争政策等の研究蓄積、歴史文化的な次元からの情報研究の統合やユビキタス情報社会全体の枠組みの構築などがある。

 

 

 

 
 

 
           
 
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